花束の色合わせの技術

花束が雑然として見えるいちばんよくある理由は、色が多すぎることです。フローリストは花を選ぶ前に、まず色の範囲を決めます。色相環で近い色同士をまとめるか、正反対の色をあえてぶつけるか — 原理はふたつだけです。

同系色 — いちばん安全で優雅な公式

色相環で隣り合う色(おおよそ50度以内)同士をまとめる方法です。赤いバラにピンクの芍薬、ピンクのチューリップを加えるといった具合です。色の温度が揃うので失敗がなく、グラデーションの奥行きが生まれます。

Flowyricの組み合わせ判定も同じ原理を使っています — 有彩色の花同士の色相環上の距離が近ければ、調和として認められます。

補色 — 互いを輝かせるコントラスト

色相環の反対側の色をぶつける方法です。黄色いひまわりに紫のリシアンサス、青いデルフィニウムにオレンジのチューリップのように。ふたつの色が互いをより鮮やかにして生き生きしますが、種類を増やすとすぐ散漫になるので、ふたつの色の軸を保つのがコツです。

ニュートラル — 色をつなぐ緩衝材

白い花とグリーンは、色相環の外側にある素材です。かすみ草・白いラナンキュラス・ユーカリのようなニュートラルは、どんな組み合わせに入れても調和を壊さず、色と色の間の緩衝材になってくれます。色合わせが難しく感じたら、有彩色2種+ニュートラルから始めてみてください。

ビビッドは1、2種だけ

彩度の高い原色(ビビッド)は花束の表情をつくりますが、いくつも集まると互いに叫び合ってしまいます。ビビッドは1、2種に絞ってアクセントに使い、残りはトーンの低い花とニュートラルで支えましょう。「慰めの気持ち」テーマのように、原色をまるごと手放す選択が必要な場面もあります。

6つのパレット

Flowyricのおすすめ花束は、レッド、ピンク、イエロー、オレンジ、ホワイト、ブルー・パープルの6つのパレットに分類されます。気に入ったパレットを選んで、その系統の花から束ねてみてください — 色の範囲を先に決めること、それが色合わせの最初の技術です。

自分だけの花束をつくる