
スターチス
フィラー四季
スターチスは枝先ごとに小さな花が群れて付くイソマツ科(Plumbaginaceae)の花で、学名はLimonium sinuatumです。目に見える紫やピンクは花びらの色ではありません。花冠そのものは白く、色を生むのはがくで、その色はピンク・紫・黄色などに分かれます。茎には三つの翼が付いているため角張って見え、高さは約30〜45センチメートルまで育ちます。原産地は地中海から西サハラに至る地域で、北アフリカ・西アジア・ヨーロッパにまたがります。塩分を含む塩性湿地で育ってきたため耐塩性があり、根付いたあとは干ばつにもよく耐えます。西洋での通称はシーラベンダー(Sea Lavender)、スターチス、ウェイビーリーフ・シーラベンダーです。ノースカロライナ州立大学エクステンションは、その地域の庭園栽培を基準に開花期を夏と秋と記していますが、品種と地域によって異なり、花市場に出回る時期はまた別です。切るのにも乾燥させるのにも適した素材とされ、乾燥させたアレンジによく使われます。Flowyricではフィラーの役割を持ち、季節表示がないため「四季」バッジが付きますが、このバッジはサービス内の分類にすぎず、庭園での開花期とも流通時期とも別です。
花言葉の物語
Flowyricでは、紫のスターチスに「変わらない心」、ピンクのスターチスに「永遠の愛」という花言葉を記しています。どちらもこのサービスが使う編集上の名称です。今、この名称のそばに置いて読めるのは、この花の構造です。スターチスで色を生むのは、繊細な花冠ではなく、がくです。参考資料もこの花を切るのにも乾燥させるのにも適した素材として挙げ、乾燥させたアレンジによく使われると記しています。ただし、乾燥した花の色がいつまでも最初のままというわけではありません。イリノイ大学エクステンションの花の乾燥ガイドは、特定の品種を試験した結果ではなく一般的な指針ですが、自然乾燥では青と黄色系は比較的色を保つ一方、ピンク系は色あせやすいと記しています。ピンクのスターチスで長く眺める花束を作るなら、色が少しずつ淡くなる可能性を見込んでおくとよいでしょう。紫を落ち着いた側、ピンクをやさしい側に分ける色の区別もこのサービスの表示なので、伝えたい気持ちの調子に合わせて選べます。
色ごとの花言葉
- 紫のスターチス変わらない心
- ピンクのスターチス永遠の愛
贈りたい瞬間
長く眺められる贈り物を探しているなら、スターチスがよく合います。生花として楽しんだあとに乾燥させて保管しやすい素材なので、花がしおれるのを惜しむ人への贈り物に向いています。乾燥させるときは、束を逆さに吊るして風通しのよい乾いた場所に置き、色あせの原因になる直射日光は避けてください。一般には2〜3週間で乾きますが、これは目安であって決まった期限ではないため、実際にしっかり乾いたかを触って判断してください。Flowyricで選ぶ場合は、色によって用途が分かれます。紫のスターチスはクールトーン(ブルー・パープル)に分類され、「記念日のギフト」が求める70%の割合と、「慰めの気持ち」が求める落ち着いた素材3つの両方に数えられます。ピンクのスターチスはピンク系なので、「記念日のギフト」に加え、「感謝の気持ち」の暖色系の割合と、「あたたかな励まし」のやさしいピンク系3輪にも数えられます。どちらの色も強い原色に分類されないため、原色を避けるテーマに入れても判定は崩れません。結婚記念日や長い友情をたたえる場、卒業や新しい門出のように覚えておきたい日の贈り物に添えてみてください。
組み合わせのコツ
スターチスは小花が密に付くフィラーなので、メインの花の間を埋めながら花束にボリュームと色を加えます。紫のスターチスはラベンダー・紫のリシアンサスと色相環で隣り合い、一つの系統にまとまります。ピンクのスターチスはピンクのバラやムクゲへ自然につながります。白い花やグリーンのようにニュートラルに分類された素材をそばに置くと、色がいっそう澄んで見えます。小花が軽やかなので、どのメインとも無理なく混ざりますが、色がはっきりしている分、二、三色に抑えると構成が崩れません。ドライブーケを考えているなら、パンパスグラスと束ねる組み合わせが無難ですが、パンパスには「秋」表示が付いていることだけ知っておいてください。バッジは分類を示す表示にすぎず、季節にかかわらずいつでも選べます。茎が細く軽いので、メインの花を先に置き、その間をスターチスで埋めて仕上げると、バランスを取りやすくなります。